摂津市に工房を構える古川皓一バイオリン工房は「バイオリン」「ビオラ」「チェロ」の制作、修理、調整、販売を行う工房です。店主の古川さんは、職人として楽器制作の技術を磨き、地元で愛される工房を運営しています。今回は、そんな古川さんに工房の始まりから、バイオリン作りへのこだわり、そして未来の展望について詳しくお話を伺いました。
実家を拠点にスタート:地域に根ざした工房づくり
古川皓一バイオリン工房は、JR千里丘駅の東口ロータリーからすぐのビルの2階にあります。古川さんは若い頃からバイオリンに興味を持ち、高槻市にあるバイオリン制作学校に通い、卒業後はさらに技術を磨くためにイタリアで修行を行いました。バイオリン制作の本場イタリアに滞在し、現地の工房で技術を学んで、摂津市で工房を構えました。
「元々ここが実家だったんです。母が隣に住んでいて、この場所を使わせてもらって工房を始めました。」と語る古川さん。実家を拠点にすることで、地元とのつながりを大切にしながら仕事を続けていけるという安心感もあったそうです。
古川さんの工房は、地元摂津市に根付いた存在として、地域住民とのつながりを大切にしています。摂津市では唯一のバイオリン工房であり、駅からも近く、地域の人々が気軽に立ち寄れる立地です。「摂津市という地域は、私にとって非常に居心地の良い場所です。実家を拠点に工房を営んでいることもあり、地域の方々とのつながりを大切にしています。」と古川さんは語ります。

イタリアでの修行:バイオリン制作の本場で得た経験
古川さんがイタリアで過ごしたのはおよそ1年。クレモナというバイオリン制作で世界的に有名な地域に滞在し、現地の工房でバイオリン作りを学びました。「滞在しながら語学学校に通い、その合間に工房で技術を学びました。特にクレモナでの3ヶ月間の滞在はとても充実していました。」と語る古川さん。イタリアでの経験は、日本でバイオリン制作を行う上で非常に役立ったそうです。

制作・販売のこだわり:一人一人に合った楽器を提供
古川さんの工房では、主に「バイオリン」「ビオラ」「チェロ」の制作、修理、調整、販売を行っています。特に初心者向けのバイオリンセットが人気で、入門者が気軽に手に取れる価格帯のものから、プロの演奏家向けの高級楽器まで、幅広いラインナップを揃えています。
「僕が作った楽器はぜひ見てもらいたいですが、やはり価格が高くなるため、主に初心者向けの入門セットがよく売れています。」と古川さん。入門用のセットは6万円から16万円程度で提供されており、初心者でも手に入れやすい価格設定がされています。
また、古川さんの制作するバイオリンは70万円台で提供されており、木目を活かした仕上げが特徴です。「楽器の表面はツルツルにならないよう、木目が残るように仕上げています。これは、見た目の美しさにもこだわっているからです。」と古川さんは説明します。プロの演奏家は、見た目よりも音の質や弾きやすさを重視しますが、やはり外観にもこだわりを持つことで、楽器に対する愛着が生まれると語ります。

手厚いサポート:購入後のメンテナンスも万全
古川さんの工房では、バイオリンを購入した後のメンテナンスサービスも提供しています。バイオリンは、定期的な調整や修理が必要な楽器であり、古川さんはそのサポートを通じて、長く楽器を愛用してもらえるよう努めています。「購入後のメンテナンスも重要です。定期的に工房に持ってきてもらえれば、しっかりと調整させていただきます。」と古川さんは語ります。
初心者向けのサービス:気軽にバイオリンに触れる機会
初心者向けのサービスも充実しています。バイオリンを始めたいという人が気軽に工房を訪れ、実際に楽器に触れることができる環境を提供されています。
「初心者の方が興味を持って訪れてくれた際には、実際に楽器を触っていただくこともできます。触れるだけでバイオリンの魅力が伝わると思います。」と古川さんは説明します。
また、バイオリンに興味はあるものの、高額な楽器をすぐに購入するのは難しいという方や、子供の成長に合わせてバイオリンを買い替えるのが大変という方には、月額2970円でバイオリンをレンタルできるサービスも提供しています。
初心者向けのサービスが充実しているので、古川さんの工房には小学生から大人までの幅広い年代の方々が訪れているそうです。

バイオリンを持つ魅力:自分だけの楽器を手に入れる喜び
バイオリンを持つことの魅力について、古川さんは「やはり自分専用の楽器を持つことは特別な体験です」と語ります。バイオリンは持ち運びがしやすく、いつでもどこでも演奏できるのが大きな利点です。場所を取らないのもメリットの一つです。また、「楽器を自分の手で弾くことで、左手が器用になるという身体的なメリットもあります」とのこと。さらに、自分の楽器を持つことで、楽器に対する愛着が深まり、音楽に対する意欲も高まります。
特に、子供の頃から楽器を持つことで、姿勢の改善や集中力の向上といった効果も期待できるそうです。「自分専用のバイオリンを持つことが、子供たちにとって大きな自信と成長の機会になる」と古川さんは語ります。こうした楽器を所有する喜びやメリットが、バイオリンを学ぶ楽しさをさらに引き立てているのです。
将来の展望:演奏教室の開校
現在は場所貸しだけしている演奏教室を、自身が運営する演奏教室に発展させたいと考えているそうです。「将来的には先生と生徒を集めて、より多くの人に音楽の楽しさを伝えたいですね。」と語る古川さん。摂津市に根付くバイオリン工房として、さらなる飛躍が期待されます。

お問い合わせ、来店について
古川さんの工房ではバイオリン制作の教室なども行っている関係で、ご来店の際は一度電話でお問い合わせ頂き、日時の調整をしていただくことをお勧めしております。
定休日:水・日曜午後・祝日
HP:古川皓一バイオリン工房 -furukawa koichi violins- (coici.ciao.jp)
電話番号:072 – 624 – 7648
住所:大阪府摂津市千里丘東1-11-21 2階





